ククリア学園 交流会一日目③
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ククリア学園

-Astorni & Isukarna-

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交流会一日目③

 
アサヒはある人物と睨み合っていた

それはさっきまで喧嘩をしていた細工馬鹿の青年とはまた別の人物で、特に睨み合う理由もない


なぜこうなったか

原因は数分前に遡る








「いってぇな!褒めたのになんで殴られなきゃなんねぇんだよ!」

「うっさい!気安く触んないで!」


アサヒの照れ隠しの一撃が青年の腹にきまり、口論になりかけたその時






「アサヒちゃん、どうしたの?」





穏やかな声が静止に入った

声をかけたのはふわりと柔らかな雰囲気の少女
柔らかな黒髪に上品なドレスがよく似合っている

アサヒと寮で同室のクラウディアだ



「クラウディア!聞いてよ、こいつが・・・」



友人の方に勢いよく振り返ったアサヒはガチリと動きを止めた



にこにことほほ笑む友人の隣に仏頂面の男が立っていたからだ






アサヒの中で数日前の記憶が蘇る



「内緒なんだけどね・・・」と、クラウディアが人差し指を口にあてて嬉しそうに教えてくれた話

彼女にはアストルニ学園に恋人がいるということ

その恋人はとても優しく王子様のようなのだと頬をうっすらと赤く染め、蕩けるような表情で語っていた


可愛らしいクラウディアが夢中になる相手、しかもアストルニ学園の生徒となればきっと穏やかな紳士なのだろう




そうアサヒは思っていた


「え、えっと・・・」

「あ、そうそう。アサヒちゃんにも紹介しなくちゃ」




(もしかして・・・)




「こちら、ヒルベルトちゃんです♪」





(これがヒルベルトちゃん!?)




むっすりと自分を見下ろす眼鏡の青年にアサヒの中のイメージが崩れていった

 



ヒルベルト&クラウディア

illustrate by 藤村ゆみ



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